アンチエイジングantiaging
CAVI検査(動脈硬化測定検査)
CAVI検査とは
動脈硬化は自覚症状がないことから、「サイレントキラー」とも呼ばれています。当クリニックでは動脈硬化が簡単に発見できる「CAVI検査(動脈硬化測定検査)」を行っています。CAVI検査では血管の硬さ・詰まり、血管年齢などを調べることができます。5分程度の簡単な検査で、検査結果もすぐに出て、その場で医師から診断を受けることができます。
当クリニックでは、中等度以上の歯周病にかかっている患者様などに無料でCAVI検査を実施して、お口の中だけでなく全身の健康状態にも注意しています。
CAVI検査でわかること
血管の硬さ
心臓から送り出された血液による拍動の速度などから、血管の硬さを調べます。血管が硬いほど、拍動の速度は早くなります。
血管の詰まり
腕の血圧と足首の血圧を比べて、血管の詰まりを調べます。横たわって足首の血圧を測定した時、健康な方は腕の血圧と同程度、または少し高い値となりますが、足の血管が詰まっていると腕の血圧よりも低くなります。
血管年齢
同じ性別・年齢の健康な方の動脈硬化指数の平均値と比較して、血管年齢を調べます。
動脈硬化と歯周病の関係
歯周病がお口の中に悪影響をおよぼすことはご存知でも、全身に悪影響をおよぼす危険性があることはご存知ではない方は多いのではないでしょうか。歯周病菌や歯周病の炎症により産生された様々な物質は、血液を通じて体中に運ばれ、重大な全身疾患の原因となったり、重症化のリスクを高めたりするとされています。動脈硬化も歯周病との関連が深いとされており、歯周病が原因で動脈硬化が促進されることがあると考えられています。当クリニックでも一度、重度の歯周病患者様の動脈硬化指数を計測してみたところ、治療前と治療後とではっきりと違いが現れ、治療後の方が動脈硬化指数も下がっておりました。患者様のお口の中だけでなく、全身の健康維持に貢献するためにも、当クリニックでは中等度以上の歯周病にかかっている患者様などに無料でCAVI検査を実施しています。
CAVI検査の内容
CAVI検査は5分程度の時間で、血管の硬さ・詰まり、血管年齢などを調べることができます。腕と膝下が出せる服装であれば、着替えることなく検査が受けられます。検査結果はすぐに出て、その場で医師から診断を受けることができます。数値だけでなく、図などわかりやすい形で結果が表示されますので、簡単にご自身の動脈硬化リスクをご理解頂けます。
暗視野顕微鏡による血液観察
暗視野顕微鏡による血液観察とは
暗視野顕微鏡による血液観察では、指先から1滴の血液を採取することで、赤血球、白血球、血小板など様々な物質を生きたまま観察することができます。暗視野顕微鏡には約1万倍の高倍率のレンズが搭載されており、黒い背景の中で血液を観察し、赤血球の形や、白血球の量や大きさを確認して血液が「ドロドロ」か「サラサラ」かなど、血液の状態を確認することができます。
暗視野顕微鏡による血液観察でわかること
指先から採取した1滴の血液を観察することで、患者様の血液の状態や、お体の健康状態などがわかります。暗視野顕微鏡による血液観察では、赤血球や白血球などを観察しますが、健康な方の場合、赤血球は丸い形をしており、体に不調を抱えていたり、疲れていたりする方などは異なる形をしていることがあります。また、白血球は体に侵入してきた細菌などと戦う役割を担っていますが、この白血球の量や大きさなどから、今、患者様の体の中がどんな状態にあるのかを判断することが可能です。当クリニックでは、持病をお持ちの方や、中等度以上の歯周病にかかっている方などに検査をおすすめしています。
フリーラジカル(活性酸素)解析
フリーラジカル解析とは
フリーラジカル分析とは、専用の装置を使って、酸化ストレスと、過剰な酸化ストレスを打ち消す力(抗酸化力)を数値で解析する検査です。体のさびつき具合や、酸化ストレスによるDNAの損傷などを調べることができます。活性酸素は体内の代謝活動などにおいて生成され、生命活動を行う上で大切なものですが、栄養の偏った食事などの不健康な生活習慣や、心理的ストレスなどにより、活性酸素が過剰に生成されることがあり、その状態が長期間続くと細胞が傷ついたり、老化や病気の原因となったりすることがあります。
過剰な活性酸素が招く可能性がある病気
- 動脈硬化
- パーキンソン病
- アルツハイマー型痴呆
- 気管支喘息
- 虚血性不整脈
- 心筋梗塞
- 腎不全
- 糖尿病
- アレルギー
- リウマチ性疾患
フリーラジカル解析の内容
指先から少量の血液を採取し、それを特殊な検査液と混ぜて遠心分離を行います。その後、フリーラジカル解析装置で解析を行います。検査結果は5分程度で出ます。